がんばる


最近はテニススクールもビジネスチャンスとして低年齢からを対象としたレッスンをやってるとこが増えてる。うちも4歳からのコースがある。昨日はその4歳からのクラスを担当してる若手が俺様のレッスンに勉強でアシスタントに入れてくれと頼んできた。

俺様の低年齢クラスのレッスンは、ビジネスチャンスとかでやってるスクールのコーチとはちと違う。次元が違うとでもいった方がいいだろう。俺様くらいのレッスンだと、子供にテニス教えてるだけじゃなく、その親が子供との接し方の勉強としてずっと見てる親もいる。

そんな次元の違う俺様のレッスンは、俺様が父親で子供がいるからできるんだと先輩コーチに言われるけど、それだけじゃない。出来るのは俺様が天才だからだと言いたいところだが、実は俺様も低年齢の子供には苦労してきた。そもそも昔は小ちゃい子をレッスン中に泣かしすぎて、そもそも担当させてもらえなかったくらいだ。すんごい勉強したから全部は教えてやんないけど、ちょっとだけ教えてやる。

まず、学校、幼稚園の先生も保母さんも『平等』をはき違えてる。小ちゃいから何でも短く、簡単にしちゃいけない。誰もが出来る課題を用意して、誰でも出来るからやりなさいと追い込んじゃ駄目なの。

俺様は、まず3本のラインを引くことからはじめるんだ。

image

 

限界ってのは大人であれ子供であれ誰にでもある。けど、その限界ラインには2つあるんだ。一つはその子本人にが、そうだと思っている『自分が考えている限界ライン』と、俺様の経験と直観でわかる、その子本人の知らない『自分の知らない限界ライン』だ。それと、みんなでやるからには守らなければいけない『最低限やってもらわないといけないセーフティライン』の3本だ。

この3本を基軸に『がんばる』ということを定義してる。

image

 

これをコーチと小ちゃい子供たちが共有しておくことが大切なんだ。『がんばる』なんて4歳でもわかりそうな簡単な言葉みたいなものこそナメちゃいけない。こういう簡単なことを、わかっているようでわかっていない大人はすごく多い。そんで、その基軸がわかれば『褒める』基準も共有できる。

(注)小ちゃい子でも、最低限守らなければいけないセーフティラインを下回る行為が見られたら、それはがんばってないんじゃなく他に問題がある。例えば体調不良だとか、オシッコなどの生理的現象など。それなのにがんばらせても意味ない。また、自分の知らない限界ラインを遥かに超える域に入っちゃうと副作用があるから要注意)

 

小ちゃい子は『褒める』基準が曇ってたら、信用されない。基準があれば小ちゃい子でも怒っていいんだ。

ただし、こういった基準ラインは俺様と同じじゃなくても、少し経験がある先生やコーチは持ってる。けど、俺様くらいの超一流は、これを同一のラインを引かないんだ。むしろ、これを大人たちの平等として同一にするから信用されななくなるんだ。

例えば4歳からの低年齢クラスに4人の子供がいたとしよう。その4人はこんな子たち。

image image image image

 

『ひとり ひとり を見る』ってのは、実際にその子を見てるかではなく、それぞれの限界ラインが、それぞれに違うという当たり前のことを、学校などの団体指導、教育現場では忘れられている。子供にはそれぞれ個性があり、長所は短所でもあり、短所が長所でもあるんだ。それには人間なんだから必ず偏りがある。その偏りが大きい子を発達障害という大人たちの勝手なルールで呼んでるだけ。

そうじゃなくて、様々な活動や場面で、それぞれの適切なラインを先生やコーチが引いてやらないといけないんだ。

例えば『あいさつする』っていう行為に対してはこうなる。

image

 

せっかくテニスしにきてんだから『フォアハンドをお尻で打つ』がテーマならこうなる。

image

プライベートみたいな個別レッスンじゃないんだし、みんなでやるレッスンなんだからある程度の協調性はいる。(協調性のない俺でもやる)だから、ボール集めだって大切だよね。

image

 

ほんで、最終的にテニスはゲームなんだから、勝つ喜び、悔しさも教えてやんないと。

image

こういった、様々なことで成り立ってんだから、それぞれでの場面で、それぞれの個性によって、ラインの高さが違うんだわ。そのラインに合わせた指導をしないといけにないの。これが本当の平等なの。ほんで、自分で作った限界ラインの少し上の『自分の知らない世界』に少しずつ入れてやるんだ。 これを何度か繰り返していけば、知らない間にそれが『自分の知らない世界』が『自分の知ってる世界』に変わってる。これを成長っていうんだ。

image

子ども側からいうと『がんばれば、成長する』これがわかれば、勝手に自分たちで動きはじめる。これを自主性という。

先生やコーチ側からいうと、こういったことを育てるといい、子供たちを『自分の知らない世界』に導いたという。

がんばる

成長

育てる

導く

言葉の意味はわかっていても、現実にできてないのは子供じゃなく大人の方。がんばってないのは大人の方。

以上

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>