その人の気持ちになって考える


ハヤブサ君にオンコートでバックハンドの指導方法を教えてたら、急にトニー君がその話を遮り「試したい形があるんです」と言い出した。想定はデュースコートでの対並行からのショートボールがきた形。ここでストレート展開をしたいが、ストレート、センターともにがっちり警戒させられた状態になってる。

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そこで、これに対する方法として紫◯の右サイドへのボディ展開をレッスンでやったらしい。

(メイン練習の青◯の状態がもっと良かったり、紫◯がディフェンスとして前に詰めてきたらアングルでも構わない)

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すると青◯に入った生徒さんの一人に、この展開を拒否されたようだ。

真剣な生徒さんであれば、悪い意味じゃなくその練習を拒否されるということはある。意外に思われるかもしれないが僕は平和主義者だ。だから、生徒さんに拒否された場合はそれを怒ったり、生徒さんとケンカになったりすることはない。でも、その拒否を妥協して自分の主張を通さない訳でもない。これが何でできるかっていうと、簡単に説明しちゃえば『経験』になってしまうけど、もう少し噛み砕くと、その生徒さんの見えてる世界をのぞき見ようとするからなんだと思う。トニー君からは、その生徒さんが誰かも聞いてるから、なおさら、その生徒さんの見てる世界を推理しやすかった。

たぶん、そのボディにつくショットだけのことではなく、その後の展開(悪い意味での)が見えてたんだと思う。

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そのボディ展開をして、紫◯からの返球がセンターにきて、自分がバックハンドボレーできるなら悪い形ではない。けれど、紫◯からストレートにボールが流れたときが問題になるんだと思う。ピンク◯がセンターに打って、寄せた緑◯にストレートに切り返されてやられる風景があったんだと思った。

だから、それを拒否した生徒さんに、この展開を促しても、そういう先が見えてしまう人ってのはどんどん頭の中が脱線してしまう。だから、そうなったら目先を変えてやんないといけない。この展開をできないのは青◯の人が悪いんじゃない。ピンク◯の人が悪いんだと。

要するに、この展開を拒否した人が見えてた世界は、自分たちがやられちゃうチョウチョ(青◯→紫◯→ピンク◯→緑◯→青)のボール回しが見えてた。その原因を作ってんのは青◯のボールじゃなく、ピンク◯のボールコースにあることを伝えりゃいいんだ。

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この場面でのストレートは紫◯がストレートに展開して、味方ペアの緑◯にチャンスを回すような意図はない。ピンチだから緑◯に助けてもらう、もしくは、ただストレートに流れてしまう(そこしかいかなかった)という状態なんだ。前者であれば、ピンク◯のボールが緑◯に流れるのは仕方ない。けれど後者ならピンク◯はまだコントロールできる。それなら紫◯のバックハンドにコントロールして、そこから紫◯→青◯→緑◯という、勝ちにつながるチョウチョに変えちゃえばいいんだ。

そこで、僕はこんなドリルをやってる。

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この図の『ここから自由』までを約束練習にした、前並行 対 前並行 のドリルだ。ここから自由であって、実は自由にはできない。要点として上手くいかなかったときに、ミスしたことじゃなく、誰に迷惑をかけたのか。ウィナーをとった人には、誰のおかげでそれができたのかをはっきり伝えてやればいい。

ということで、ここまでをまとめると、拒否した生徒さんは悪くない。むしろいろいろ見えてて素晴らしい。問題はペアのピンク◯が悪いということ。その本質はピンク◯がタテ割りを理解できてないところにある。けれど、拒否した生徒さんも青◯としての主張は正しいが、ピンク◯のポジションに立ったときに、正しくボールをチョウチョに回せるかどうか。つまり、みんな本当にタテ割りを理解してるかどうか。じゃあ、それを担当するコーチに深い解釈があるかどうかとなる。

よって、岡山の露天風呂で2時間も裸で話した僕のタテ割りを理解させることと、その大切さということがわかってくれると思う。

そして、この記事を誰に向けて書いてるかということ。この記事の内容は全部オンコートでトニー君には伝えたし、意味はわかってくれてるからわざわざ記事にすることでもない。これはハヤブサ君に書いてるんだよ。君がコーチになるための一歩として。

 

 

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