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僕のこだわり(文房具編)


『弘法筆を択ばず』も大事だけど、自分が弘法ではないという認識を持つことも大切だ。頭も心も体も歪んでるところがいっぱいあるから、どんな道具でもちゃんとできない。自分のこだわりの道具を使わないといけない。とくに僕の使ってる道具の特徴は大きさにある。

iPad Proを購入してからは、ノートも図も絵もほとんどがこれになりました。ただし12,9インチの大型に絶対的なこだわりがある。

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大きさはiPadだけじゃない。携帯してるノートも大きい。頭の中がよく脱線したり、スムーズな回路をしていないために小さなノートぎりぎりに書くということができない。逆に小型で携帯しやすいメモ帳や手帳みたいなものは使わない。

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それから、ノートとは別に方眼紙も携帯してる。文字をまっすぐに書くことができないからである。iPad Proがないときの図や絵はこの方眼紙を使って描いてた。

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それで、これらノートや方眼紙に書くツールも常に多数の種類を持ち歩いてる。道具はディズニーランドで買ったお気に入りのミニーちゃんバッグに入れている。

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色鉛筆、クレパス、カラーペン、蛍光ペンはもちろんのこと、黒の鉛筆も濃さが2Hから4Bまで数種類を揃えてる。

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以上、僕のこだわり(文房具編)でした。次のこだわりシリーズはテニス道具にしようかな。

 

 

グリップが違う


違いのわかる人とはどういうことかを考えてみた。そもそも人間はみな違いのわかる生き物である。ただ人それぞれに見えているところも違うという事実がある。

先日若手コーチと呑みにいったとき、ラケットは昔と今で何が変わったと思うか尋ねてみた。すると素材や重さ、ラケット面の大きさという答えが返ってきた。私はグリップが変わったと思っている。確かにラケットの重量は軽くなっている。だがその軽量化のために重量を落とした部分はグリップ部だ。フェースのフレーム自体は軽量化に限界があるからである。

今の世の中は効率を求められる。そのために管理という仕事が徹底される。着心地の悪い服を着て 居心地の悪い職場で働いているものだから心の病を患う人が増えているそうだ。私はテニスというスポーツも似たような傾向にあると考えている。軽量化されて硬くなったラケットとは、腰を使わずしてもボールを飛ばせるという意味があり、それが求められるのも時代が求める効率からだ。何事もその進化や成果はトップの成績や結果だけで判断されがちだ。カールルイスとウサインボルトのタイム差が本当に人類が走ることの進化なのだろうか。テニスもトップ選手が進化していることは認める。しかしその一握りのトップ選手以外の人間たちは進化しているのだろうか。本当に危惧すべきは、トップ選手の進化ではなく、一握りのトップ選手と多くの一般プレーヤーの技術格差が広がっていることではないだろうか。それはまるで株価は上がっているのに給与は上がらないかのように。

私はこんな穿った見方しかできないので、オリンピックのメダル数に全くの興味が持てない。テニスで圭くんは銅メダルでも日本人のテニス技術はイコールではない。そして、好みのグリップはもう市販されていないので手に入れることが不可能だ。ちゃんとしたレザーが売ってない。グリップ幅の細いレザーが売ってない。グリップエンドの形状が円形のものが売ってない。

 

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バカなテニスコーチ


大切な商売道具なので、お金がないけどグリップの巻き替えをした。お金がないけどっていうのは、レザーグリップを使ってて『フェアウェイ』を購入してるから高くつく。しかも6本あるし…それに加えて巻き方が難しい。なんせ天然物だから、微妙に伸び方や食いつき方に違いがある。今でも5〜6回はやり直ししながら巻いていく。

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この大切な商売道具にフェアウェイのレザーを巻いて、オーバーグリップを使わなくなったのは30歳を過ぎてからなんだ。20代の頃に何度かレザーだけのラケットでプレーしたが、手に食いつかないような不安から使う気がしなかった。それがいつしかレザーでないといけなくなってた。多分、職業コーチでテニスしてると悪い意味ではなく楽を始めるんだと思う。すると必ずコンチネンタルグリップを覚えるんだ。悪い意味ではなく楽を覚えるんだから、自然の摂理に従った打ち方を覚え、それに合わせた握り方をするようになる。

どんな握り方かというと、まず中指で支えるようになる。

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そんで感覚的には中指と親指で下敷きを挟むようにして持つ。

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全体を握ると、小指がグリップエンドの太くなるとこの手前にくる。手のひらの下部分はグリップエンドよりも少し下になるからグリップ巻き替えのスタートにそれぞれのこだわりがある人が多いんだ。

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こんな持ち方するから、手のまめは中指の腹と親指の横腹にできてる人が多いんじゃないかな。

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テニスコーチの実力って、結局のところ失敗の数の多さであって、それを『経験』っていう言葉で表してるだけ。まあ失敗に気づかない奴、それを改善したり修練しない奴は経験豊富でも意味ないけどね。

あっ、それから面白いのが、実力のあるテニスコーチってお金持ってない人が多いんだ。普通は実力ともらえるお金ってリンクしとかないといけないんだけど、そうでないのがこの業界。それに実力のあるコーチって稼いだお金を自己投資に使ってしまうんだ。損益がマイナスとかギリギリの人が多いの。

要するに、みんなバカなんだよね(笑)

 

ラケットについて


ボスワースというラケット
今年の全豪オープンのダブルスを制した、ステパネックという選手が使ってるラケットフレームの形がおかしいのです。一般的にラケットのフレームは円形ですが、どうも角張っているのです。角張ってるといえばヨネックスですが、最近はベースの形は残しながらも、円形になってきています。
このステパネックのラケットを見たときに、そういえばナブラチロワも使っていたような記憶があったので調べてみると、ステパネックと同じメーカーであることがわかりました。そのメーカーは「Bosworth」というラケットでした。
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Bosworth WEB
このページ、みんな英語なので、私では解読できないのですが、このページの「Success stories」をクリックすると「Bosworth Champions」というページにとびます。そこに出ている名前は次の選手たちです。(抜粋)
レンドル、アガシ、ナブラチロワ、チャン、ベッカー、エバート、ラフター、サンプラス、セレス、レーバー、コナーズ、ウィリアムス、アッシュ、ヒンギス、ローズウオール・・・。
歴代の世界チャンピオンばかりです。しかし、考えたのがナブラチロワは確かにボスワースのラケット使っていましたが、その他の選手が使っていた記憶がありません。そこで、いろいろ調べてみると、どうやら、このメーカーのボスワースという名前は、有名なストリンガーの名前だそうです。
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そのボスワースというストリンガーは、ストリングの張り替えだけでなく、先に上げた世界チャンピオンたちの、ラケットの形状や、それに合うストリングなど、総合的なアドバイスをしていたようです。
どこを起始として考えるか
ラケットは、テニスのボールを打つ道具です。これをいくつかのメーカーが製造しています。このラケットを制作していくうえでも、まずは仮説が重要になります。ウッドしかない時代に「鉄などの別の素材を使うとどうなるのだろう」「フレームをもっと大きくしてみたらどうなるのだろう」「フレームをもっと硬くするとどうなるのだろう」と制作者が立てた仮説から始まっています。
そういった仮説の中で、このボスワースのように、ストリングから、もしくはストリンガーからの観点で製造されたラケットというものが重要ではないかと考えています。ちなみに、現在は国内シェアNo.1だと思われる「バボラ」も、始まりは、ナチュラルガットの専門店でした。
基本的に素材重視で、ラケット単体で制作されていくラケットが多い中で、ストリングとの相性や、そのラケットに合ったストリングや張るパターンなどは重視されていない傾向にあると感じます。そういった中でバボラのラケットは、フレームのスロート部分に、そのラケットに合ったストリングとグリップの種類が書かれているものがあります。他のメーカーは適正テンションのみで、これはラケットに合っているかどうかよりも、フレームが折れてしまわないようにする対策でしかありません。
また、日本の多くのテニスショップがラケットを購入すると、ストリングと張り代が無料というセット販売をしていますが、これもラケットのことを考えたのではなく、割引額を大きく見せる手法であり、その抱き合わせストリングは、大抵の場合、お店に余った在庫であることが多いのです。
角張ったフレームの意味
ボスワースをはじめとした、角張った形状のラケットに、どいうった意味があるのか、私にはわかりません。ただ、とてもわかりやすく角張ったラケットを所有していたことを思い出しました。
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新品のまま持っていたのですが、これにガットを張って試してみようと思います。ボスワースのラケットは、この他にスロート部分の幅が狭く搾られていることと、ラケット重量がとても重いことです。(ボスワートは350グラム以上ある)
ちなみに、フレームチューンもしていたベッカーのラケットです。
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同じく、フレームチューンもしていたレンドルのラケットです。
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これは、貴重な画像だと思うのですが、引退間際のレンドルが使っていたラケットはミズノですが、今のボスワースにとても近い形状です。
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*こういう形状ラケットにボスワースという人の、フレームチューンが入っていたと知らなかったので、過去に卵形ラケットについての記事も書いてました。
指導者側から作ったラケット
素材から、製造側から、選手側から、ストリンガー側からと考えられたラケットはありますが、指導者側からの仮説に基づいて作られたラケットを知りません。近いものでいうとこれくらいですかね。


プリンスというメーカーが、日本でいうところの民事再生をしました。ブランドだけは残したいようですが、ラケットのメーカーも大変なようです。人気にシャラポワ、ダブルスチャンピオンのブライアン兄弟と契約できるようなメーカーでも難しいようです。
マーケティングやプロモーションに夢中になって、肝心のラケットを考えないメーカーは、どんどん潰れていきそうです。そういった中で、指導者側からのアドバイスによって作られたラケットに興味があります。
初心者や、非力な方が使うべきはラケットは、重さが250グラム、グリップサイズは1、フェースは120インチ以上・・・本当でしょうか?
もちろん、私はWOOD TENNISの管理人ですから、ウッドで行う初心者クラスを計画中です。その私の計画はともかくとしても、もう少し各社メーカーは見るところを変えていかないといけないのではないかと感じています。