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未来ある若者へ


僕のところで働くということは、何よりもレッスンのことを優先させなきゃいけない。どんなことでも出来たことにこしたことはないけど、レッスンも出来ないで他の業務ができるなんてことは許さない。ジュニアのレッスン終わってコーチ室に戻ったらパソコンに向かってるコーチがいたから「コートで練習してこい」と一喝した。

コートでは『捉える』ということがどういうことか教えた。ボール打つ以前に素振りの軌道が違うこと、正しいスイングをしようと思ったらどうやってボール、ターゲット、打点を見ればいいかを伝えた。それを若者たちは自分たちのものにするために考えて練習するかどうかで自ずと結果は出てくるんだろう。言われてやってるようでは一生上手くならない。

何でも出来ろとは言わない。出来ないことはやらなくていい。サボるときはサボれ。妥協だってしたっていい。嘘もついていい。でも何か一つだけでも真剣に取り組まないといけないものを見誤ったらいけないと思う。それだけに時間を使えばいい。その努力は絶対に裏切らないと思うから。

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長文の記事になるなと思ったけど、書き始めたら短くまとめざるおえなくなった記事


まだ『たくさん』とは言えないが、最近になって同業の方から『コーチを探してる。早急に必要だ』という連絡が2件あった。たった2件だから『たくさん』ではないけれど、いずれこれが『たくさん』になることは間違いないように思う。テニススクールの業界なんて規模としては小さいけれど、大きな規模の企業では『人手不足』が深刻で大手同士で協力しないとやっていけない事態に陥っているようだ。長距離ドライバーが人手不足で車を運ぶのに大手自動車メーカー同士が同じトラックでシェアしているそうだ。

人工知能が発達して、ロボットが仕事を奪うという点において、テニスコーチはロボット的に仕事を奪いにくい職業。けれどテニススクールで雇われているテニスコーチは人手不足で経営が成り立たなくなるだろう。人手不足が起こると、待遇が改善される。けれどテニススクールのような業界にこれ以上の待遇をあげる体力は間違いなくない。つまりテニススクールはテニスコーチが見つからないという理由からの廃校が増えると予測する。僕がこの仕事を続けていけるのも長くて東京オリンピック頃までだと思う。

今回の記事内容は書きながら思ったけど、なかなか書きにくい。匿名ブログとはいえ色々知りすぎてるからあまり詳しく書けないことが多い。とりあえず、まとめるとテニススクールに勤めてるテニスコーチってのは僕らの世代が最後だと思う。(今の業界のままなら)

テニススクールで、テニスを教えて飯を食ってたなんて孫に話すと驚かれるんだろうなあ。それが仕事だったから手書きのレッスンノートなんて見せたらびっくりするだろうなあ。

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大人


子供がテニスを初めてするとき、大きく二つ分かれるような気がする。一つは当てたがり屋さんで、もう一つが飛ばしたがり屋さんに。前者はコントロールっていうと良くなって、後者には勝ち負けを意識させると良くなる。また大人の初心者さんは前者が多く、久しぶりさんは後者が多い。ちょっと大変なのは大人の上級者。明らかに後者の方なんだけど、勝ち負けを意識させるというのに苦労する。なぜなら上級者なんだけど大会に出ないんだ。勝てる相手としかゲームをしないんだ。

ん〜 この文章何が違うんだろう。

わかった!

世の中に大人なんていないんだ。ただ大きくなってしまった子供がいるだけで。

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LEGO と LaQ


息子たちは二人とも1月生まれだから、クリスマス、お正月と誕生日が一気にやってくる。とくにお正月は王様ではないかと思うくらいに二人ともお年玉やプレゼントをたくさんもらっている。

我が家の今年のクリスマスプレゼントはLEGOブロックだった。私自身も小さな頃からLEGOと遊んできた。年末年始はこたつでLEGOを作るのが何よりの幸せであり没頭できる一つであった。そんな子供たちにとっては幸せなお正月に、親戚からLaQというLEGOのようなおもちゃをいただいた。

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LEGOとの違いは5種類のジョイントパーツがあり、平面的に展開するジョイントから曲面展開、直角展開、複数方向展開とあり、それらを展開していきたい目的に合わせてつなぎ合わせていく。

LEGOとLaQはどちらが面白いか、優れているかということがネットでも書かれているが、それは子供たちが決めればいい。ただネット批評をざっと読む限り、大人たちはLaQ寄りの意見が多い。

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私個人的な意見としては、おもちゃではなく、それぞれの企業に目が向いてしまう。LaQは知育だとか脳科学的見地からとか保護者寄りのメッセージが多く好きではない。ビジネスモデルとしてはどうしてもLEGOの二番煎じ的なモデルになるため、戦略上は仕方ないという部分も理解はできないでもないが、誰のためのおもちゃなのかをシンプルにした方が好みである。ただ本社を奈良県吉野郡という素晴らしい場所に構えており評価できる。一方でLEGOは年間売上4000億ほどの世界的企業にも関わらず、株式非公開の会社にしており、資本主義の論理で子供たちのおもちゃに邪魔が入ることを嫌っている姿勢はさすがである。

おもちゃに関しては、下からの積み上げで作るLEGOの方が好きだ。私個人的なものであったり、男の子であったりという要素が含まれているのだろうが、基本的に構造理解するときに頭が働き、下からの積み上げの成果が結果になるということに興奮するからだ。またLaQ寄りの意見として、LEGOは独自のものが作れないというのが多かったが、それは明らかに違う。LEGOのパーツだって見方を変えれば他のものに置き換えられる。ただブロックパーツの種類はLaQの方が少なくて済むという効率的な部分は好ましい。それでも、LEGOはたくさんのブロックパーツがいるということ自体がコレクター魂に火をつけるところもあり、結局のところそれぞれの好みとなるのだろう。

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最後に、私の仕事的にはレッスンというのはLaQ的な広がり、認識、効率性が大切で、その基盤となるテニスやスクール、身体のことのような構造理解、知識量、分類というのはLEGO的な広がりが大切なんだと思う。

 

 

 

 

問題提起


私の知る限り、学校と呼ばれる場所で教わることというのは本当に実戦や実社会で役に立つのかという疑問が残ることがほとんどだと感じる。それは私が本業にしているテニスも含めて。

それは、教える形や内容があまりにも形式的で論理的でわかりやすすぎることに違和感を抱いているのかもしれない。確かに学校として教える内容は順序立てて形式的、論理的でわかりやすい方がいいことは否定しないが、あまりにもそれが先行しすぎて、そのわかりやすさが生徒のためだとは感じれないからだろう。

物事には必ずストーリーがある。それを時間的、順番的な分類をすると序盤、中盤、終盤と3つに分けることができる。私はテニスもレッスンも運営も全てを以下の基本に則って進めている。

序盤

相手の出方を見る(単なる後手に回っているのではなく、自分のやりたい手があるからこそ先にやらせている)

中盤

有利な状況にする(数的に、ポジション的に、心理的に)

終盤

寄せにいく(詰ますべきは詰ます。守るべきは守る、逃げるべきは逃げる)

 

物事の成長というのは時間をかけるべきであるというのが私の持論である。しかし私の持論と言いながら、その私ですら焦って、大切なことや必要不可欠なことをないがしろにしてしまうことがある。そういう失敗をする時というのはストーリーの中盤に面白さ、やりたい形、理想が見えていないときだと最近になってわかった。それと同時に学校と呼ばれる場所で教わることが、実戦、実社会で役に立たないのも同じような原因があるんだということに気づいた。中盤に面白さ、やりたい形、理想が見えないということは序盤も疎かになる。結局は終盤もいい結果が見えないのだが、こんなときに限って必要以上に終盤の結果のみが気になるという焦りも生まれる。

スピードは大切だ。それは確かに付加価値になる。しかし、それはあくまで丁寧に最後までやり遂げた結果が早いのであればいいが、雑に中途半端に終わらせて早く終わったという勘違いが増えているんだと思う。学校と呼ばれる場所は、教える方も新人の一年目から、10年以上やっている中堅と同じように指導できるようにプログラムされている。20年以上やっているベテランはそれに合わせることが求められている。教わる方も飛び級やずっと先に習うことを先にできるようにしておくことが学力だと勘違いしている。

それぞれ適切な時期に、たっぷりと時間をとってゆっくりと伝える、鍛錬するということが疎かにされている。その悪因は生徒側ではないとはっきりと言える。悪因は学校側、教える側、保護者などそれを取り巻く周りに、中盤の面白さがわかっていないからだろう。中盤の面白さがわかれば序盤を大切にする。中盤が上手くできれば、自ずと終盤に良い結果がついてくる。

今という時代は、その当たり前を当たり前に時間をかけることを許してはくれない時代なのかもしれない。ただ、その付けは必ず終盤戦に響いてくるんだけどね。

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保護中: 自然淘汰


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